ねじの種類一覧:小ねじ・ボルト・タッピンねじの違い

更新日: 2026-10-28

ねじは「用途(何を締めるか)」「頭部の形」「穴(ドライバーの形)」「ねじ山の種類」の組み合わせで分類されます。 規格品で合わない場合に、これらを組み合わせて作るのが特殊ねじです。

用途による主なねじの種類

種類 特徴 主な用途
小ねじ 呼び径が比較的小さく、ドライバーで締めるねじ 電子機器、家電、精密機器
ボルト(六角ボルト) スパナで締める六角頭。ナットと組み合わせることが多い 機械、構造物
六角穴付きボルト(キャップスクリュー) 頭部に六角穴。六角レンチで強く締められる(JIS B 1176) 機械、金型、装置
タッピンねじ 相手材にねじ山を作りながら締める 薄板、樹脂部品
止めねじ(セットスクリュー) 頭がなく、先端で部品を固定する 軸とプーリー・カラーの固定
段付きボルト ねじのない精密な段を持つ 回転部の支点、位置決め
全ねじボルト・スタッドボルト 軸全体または両端にねじ 配管フランジ、機械の固定

頭部形状の種類

頭部形状 特徴
なべ 最も一般的。頭が丸く盛り上がった形
皿 頭が円すい形で、座ぐりに沈めて表面を平らにできる
丸皿 皿頭の上面が丸くなった形
トラス 頭が大きく低い。薄板の締結に向く
バインド なべより頭が低く、座面が広い
六角・フランジ付き六角 スパナで締める。フランジ付きは座面が広い
低頭・極低頭 頭部を低くして、すき間の少ない場所に使う

穴(ドライブ)の種類

穴の種類 特徴
十字穴(プラス) 最も一般的(JIS B 1012)
すりわり(マイナス) 古くからの形。工具が外れやすい
六角穴 六角レンチで高いトルクをかけられる
ヘクサロビュラ穴 6つの丸い溝。工具が外れにくく、トルク伝達がよい(ISO 10664)
いじり止め 専用工具が必要な形状。分解を防ぐ

ねじ山の種類

種類 内容
メートル並目ねじ 最も一般的なねじ(M6×1 など)
メートル細目ねじ ピッチが細かく、緩みにくい・薄肉部に向く(M6×0.75 など)
ユニファイねじ インチ系。米国製品・航空機などで使用(UNC・UNF)
管用ねじ 配管用。平行ねじ(G)とテーパねじ(R・Rc)

よくある質問

小ねじとボルトの違いは何ですか?

明確な境界は使い方によりますが、一般にドライバーで締める小径のものを小ねじ、スパナやレンチで締めるものをボルトと呼びます。

タッピンねじと小ねじの違いは?

小ねじは相手側にあらかじめ作ったねじ穴やナットに締めますが、タッピンねじは下穴に自分でねじ山を作りながら締めます。

規格にない形のねじはどうすればいいですか?

頭部・穴・ねじ部・材質を組み合わせた特殊ねじとして製作できます。図面をお送りいただければ、工法を含めてご提案します。